コクヨの紙製品工場から 暮らしへつなぐ心地よい文具

ドロッパ!

人も供も「お絵かき」が
もっと楽しくなる。
生み出した作品を飾ると
もっと楽しくなる。
描くこと、遊ぶこと
自分の作品を愛でること
臆することなく楽しむこと

それを叶える魔法の呪文
それが「ドロッパ!」

描くということ

幼い頃、何も考えずに
ただただ楽しんでいた「お絵かき」。
折り込みチラシやカレンダーの裏、
駐車場のアスファルト、
曇った窓ガラス窓、
いたるところにお絵描きは日常に
溶け込んでいました。

でも、小学校に進学したらそれが
「美術」という科目になって
成績やコンテストなどの
大人が評価する機会も増え、
上手く描くってどういうこと?
ほんものっぽい方がいいの?

褒められる絵って何が違うの?と、
いつの間にかただ楽しいはずの
お絵かき時間が、大人に近づくにつれて
見栄や恥じらいなどいろんな感情も加わり、
「絵を描くことはなんだか難しいこと」と
思ってしまう。

大人はよく「絵心なんて私には全然!」
みたいに謙遜を含んで口にしがちですが、
実際のところやはり絵ごころって
才能とかテクニックとかセンスとか、
そういう特殊能力が必要だと
思っていませんか。

あれ?お絵描きってこんなに
ハードルが
高いものだったっけ?

コンセプト

そこで私たちは、
ベビーからおじいちゃんおばあちゃんまで
いくつになってもお絵かき[drawing]
パーティ[party」のように
楽しめるツール「ドロッパ!」を開発しました。

文具というと便利機能がなんだか必要で、
画材というとちょっと専門的すぎて・・・
なのでドロッパ!は文具のように身近に存在する画材として「文具画材」というカテゴリで、
「描きやすさ、使いやすさ」や「素材のおもしろさ」、「飾りたくなる造形美」をベースとした紙製品を中心に展開します。

そして、アイテムひとつひとつのコンセプトはどれもシンプルで普遍的であり、余計な飾りは省くことにしています。
それは、ドロッパ!のツールは使い手次第で
どんどん創意工夫がなされ、楽しさを拡大してほしいからです。

楽しむこと

ちょうどこの企画を始めたときそれは新型コロナウイルスの感染が世界中で拡がり、
感染を防ぐため外出を自粛せざるをえない、そんな時期でした。
自宅時間が増えて、さてこの時間をどう過ごすか。

私の身の回りで起こったことのひとつに、
小麦粉やドライイーストが店頭の棚から消え、各家庭でパン作り、うどんこねこね...
毎日がたこ焼きパーティと、手間や時間を使って家族で食を楽しむ工夫がなされていたこと。
それが家族のコミュニケーションになってることがとても印象的でした。

さて、お絵かきはたこ焼きよりももっと簡単で、紙とペン(などの描くもの)あれば
手軽にできる創意工夫の表現の場であり、また家族のコミュニケーションにもなります。
同じ道具を使っていても、描く人が違えば絵も違い、その違いを並べてみたり、
描き続けることで自分の中に新しい自分を発見する、そんな楽しみ方もありますね。

うまく描こうとしなくてもいい。
「下手うま」「味がある」という逃げ道だってあるんですから。
そして、お絵かきした作品は大切にしまい込むのではなく、まずは飾って愛でて共有して、
空間ごと楽しんでもらいたい。

子どもの絵、お母さんが描いた狐だか犬だか分からない絵、
おじいちゃんのしわしわの手形スタンプ、
家族のいろんなお絵かきが集まることで、
お家の壁がきっと彩り豊かになるでしょう。

描いて、飾って楽しいお絵描き時間を。
さぁ今日もドロッパ!しましょ。